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トウメイの樹脂加工の現場から
kikisake coaster
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『きき猪口』という言葉を耳にしたことはあるだろうか。
日本酒を頼んだ際に出てくる、
白い磁器製のお猪口の底にぐるぐると青い丸が描かれている、あれである。
酒器としては定番中の定番なので、
「日本酒」、「お猪口」などと聞くとそれを思い浮かべる人も少なくないであろう。
そして今回、その青いぐるぐるをモチーフとして誕生したのが、
『kikisake coaster』である。
その名の通りお猪口サイズのコースターであるが、
元来お猪口に描かれてきたぐるぐるを、お猪口ではなくコースターに乗せた。
トウメイらしいアクリルの透明感に青いラインが映え、
表面のマット加工も相まって、じつに涼しげである。
ガラス素材の酒器を乗せれば、底にぐるぐるが映る。
それは慣れ親しんだお猪口の模様のように見えるが、
現代的でユニークなパターンのようにも感じられる。
酒とガラスを通してゆらゆらと揺れるぐるぐるは、懐かしく新しい。
元々、あの青いぐるぐるはただの模様ではなく、
利き酒の為の機能を有したものである。
ぐるぐるのお蔭で日本酒の持つほのかな黄みが、より目で感じやすくなるのである。
(青は黄の補色にあたるため、互いの色味をより引き立てる性質を持つ。)
そして、勿論この『kikisake coaster』も同様の役割を果たす。
ガラスの酒器を乗せて酒を注げば、わずかな色の違いがよく映える。
そして、従来の(どこかやぼったい)酒器の何倍も美しく見えるはずだ。
燗にしても勿論良いが、個人的にはよく冷やしたキンキンのガラス猪口を乗せて、
キンキンの冷酒を注ぎたいなぁと思う。
あえてチーズなど洋風おつまみを片手に、
光を通しながら、グラスの底でゆらゆら揺れる青い模様を眺めるのも乙だなぁと想像が膨らむ。
サイズ : φ60 D3 mm
材質 : アクリル樹脂
価格 : ¥1,000(税別)
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