haku cutlery rest hoso
あわいろmamezara 桜
toumeiでは、日本の伝統工芸である京印伝とアクリルを融合させて、新しいかたちのお皿をつくりました。
この取り組みは、「DOTS made by inden」というブランドとのコラボレーションの一環として実現したものです。
印伝の魅力と現代素材の可能性を組み合わせる中で、実際に印伝加工の現場を見せていただきたく、
京都にある印伝の工房を訪ねました。
印伝の工房に到着してまず驚いたのは工房がお寺の敷地内にあることでした。
関東ではあまり見られない光景ですが、京都ではお寺が地域社会の中心にあった歴史があり、こうした立地も珍しくないそうです。
こちらの工房でも以前は儀式用調度品などの加工をメインにされていたそうです。

京印伝の加工として、まず漆屋さんが色を作り、工房でぷっくりとした立体感を調整する液体と混ぜます。
漆の色によっても柔らかさが異なり、素材によっても(皮、布など)漆の浸透の仕方が異なるため、
作業しやすい粘度に調整しています。
季節でも漆の硬さが変化するため、冬は練るのも大変なくらい硬くなったり、夏は柔らかくなったりと、漆屋さんとの固さ調整も大切な工程です。
皮に印伝したものも見せていただきました。

加工直後よりも、1~2年かけて発色が鮮やかになり、漆屋さんがつくった本来の色に戻るそうです。
今回、アクリルに対しては、艶やかに、アクリルに合わせてよく光るように漆を調合していただいていました。
練った漆をアクリルに乗せていきます。

版には柄が彫られており、ヘラを使って漆を版の上に乗せます。
小さいドットを通ってアクリルの上に転写する技法も見せていただきました。


この製品に使用しているのは粒子の細かい新しい漆です。
粒子を細かくするための新しい機械の開発によってつくられました。
粒子が細かいため硬い素材へも定着が可能になり、このようなアクリル素材への印伝加工も出来るようになったそうです。
漆加工後は、漆を硬化させる工程になります。
色ごとに乾き方が異なるため、湿度や時間の調整が必要です。
完全に乾く前は、漆の成分によって皮膚にかぶれが起きたりもするため、丁寧に扱います。

出来上がった京印伝の豆皿は、ぷっくりとした立体感、艶やかな漆、雅な色合いが特徴的です。
京都以外でこれほど美しい漆は無いと言われています。


「伝統工芸」+「アクリルの素材感」+「加工技術」の融合で、大切に作られたこのお皿。
印伝の工房には、京都という千年の都で漆を使ってきた歴史がありました。
DOTS made by indenというブランドを通して、印伝を知らない人たちにも日本の繊細な伝統工芸を身近に感じていただけたら嬉しく思います。
商品リンク:https://toumei.asia/collections/inden
DOTS made by inden
日本の伝統文化の魅力を国際的な視点で見つめ、 発信するプロダクトブランド。
“この世にドットで表現できないモノはない” 印伝の美しさをドットの世界で表現します。